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【利き酒】秩父の日本酒やワイン 蜂蜜酒をジビエで楽しむ

【利き酒】秩父の日本酒やワイン 蜂蜜酒をジビエで楽しむ

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(動画の目次)
00:30 今回のテーマは「秩父の地酒」
01:44 秩父の地酒「利き酒」を楽しむ
02:45 ジビエも味わえる 地元の肉・野菜のおつまみ
05:04 秩父の日本酒の味は?
09:07 秩父の赤・白ワインの味は?
15:16 秩父のはちみつ酒の味は?
19:22 秩父の地酒がおいしい理由
20:10 秩父の地酒を気軽に「須崎旅館で利き酒サービス」

こんにちは。須崎旅館の女将、須崎真紀子(すざきまきこ)と申します。今回は、秩父の地酒についてお話します。秩父には八種類のお酒があります。日本酒にワイン、蜂蜜酒(ミード酒)、ウィスキー、ビール、どぶろく、リキュール、焼酎。この中から、本日は当館で利き酒ができる日本酒とワイン、蜂蜜酒をご紹介します。

秩父の日本酒

須崎旅館で利き酒ができる日本酒

秩父地域には、日本酒の四つの蔵元があります。どの蔵元にも歴史があり、それぞれ個性的なお酒を製造。例えば秩父の日本酒は、「秩父錦」「武甲正宗」「秩父小次郎」「長瀞」(ながとろ)がよく知られています。
「秩父錦」は、寛延二年(1749年)創業の矢尾本店が造る、まろやかな味わいの日本酒。
「武甲正宗」は、宝暦二年(1753年)創業の武甲酒造が造る、爽やかな味わいの日本酒。
「秩父小次郎」は、寛永二年(1625年)創業の秩父菊水酒造所が造る、風味豊かな味わいの日本酒。
「長瀞」は、享保十三年(1728年)創業の藤﨑摠兵衛商店が造る、香り豊かな味わいの日本酒です。

秩父のワイン

須崎旅館で利き酒ができるワイン
「源作印」の赤・白ワイン。赤は、ぶどう品種「マスカットベーリーA」で作られさっぱり味。白は、ぶどう品種「甲州」で作られキレのある辛口です。源作印のワインは、秩父の『ソウルワイン』と言われるほど地域の人々から愛されています。

秩父地域には二つのワイナリーがあります。一つは、「日本百名山」の一つ「両神山」の麓で、昭和十五年(1940年)からワインを造り続けている「源作印」。「源作印」は、同社が製造する「源作印甲州シュールリー」が2021年に銅賞を受賞するなど、評価の高い老舗ワイナリーです。創始者の浅見源作のワインを飲んだフランス人神父からも、「これはフランスのワインの味だ」と認められています。

もう一つは、2013年創業の「兎田ワイナリー」。「兎田ワイナリー」は、秩父産ブドウを主とした日本ワインを製造するワイナリーです。2haのぶどう畑は見学可能。秩父の素材を使った食事が楽しめるレストランも併設しています。

秩父の蜂蜜酒(ミード酒)

須崎旅館で利き酒ができる蜂蜜酒(ミード酒)
蜂蜜酒の秩父百花と秩父月花。秩父百花は、鼻に抜ける蜂蜜の甘さと香り、さらさらとした味わいが特徴です。 秩父月花は、ライチの花の蜂蜜を使い、甘い香りとさっぱりした味が特徴。両方とも、甘めのお酒が好きな方にオススメです。

人類最古の酒と言われるのが蜂蜜酒です。蜂蜜酒は、蜂蜜に水と酵母を加えて造ります。蜂蜜は、リンゴやライチ、オレンジなど、さまざまな花から取れるため、その花ごとの甘さや香りも楽しめます。

ディアレットフィールド醸造所のエレナさん
「ディアレットフィールド醸造所」のエレナさん。蜂蜜酒は、蜂蜜と水を混ぜ、酵母で発酵させて完成。甘さと酸味、すっきりな味わいを楽しめます。

秩父で蜂蜜酒を製造するのが、「ディアレットフィールド醸造所」のエレナさんです。エレナさんは、モスクワ生まれ会津育ちで、会津弁バリバリの話し方が強烈なインパクトの面白い女性。「新婚さんいらっしゃい」「YOUは何しに日本へ」など、数々のメディアにも出演しています。

エレナさんがここ小鹿野町に移住してきた理由は、小鹿野には山と蜂蜜、名水があり、「秩父」というブランドがあり、近くには日本酒やビール、ウィスキーの工場があったから。そもそも彼女が蜂蜜酒に魅せられたきっかけは、二三歳のとき、福島県の旅館で地場産の蜂蜜酒を知ったことです。そこで酒造場に訪れたとき、黄金色の蜜酒のバラのような香りに魅了されたのだとか。そうして今では、小鹿野町の廃校を活用しながら蜂蜜酒を造っています。

なぜ秩父は銘酒が豊富なのか?

まだまだ紹介しきれないほど秩父ではお酒が造られていますが、なぜそれだけたくさんの銘酒ができるかというと、秩父地域ならではのきれいな空気と寒暖差の激しい気候があるからです。また、何と言っても水が美味しいこと。例えば「秩父錦」は、埼玉県、山梨県、長野県の三県にまたがる「甲武信ヶ岳」(こぶしがたけ)を源流とする荒川水系の水を使っています。「武甲正宗」は、秩父の民話「七つ井戸」でも知られる、日照りの時も枯れない井戸の水や「平成の名水百選」に選ばれた「武甲山の伏流水」が「仕込み水」として使われています。

秩父の料理と地酒の
美味しい組み合わせ

利き酒にあう鹿肉のローストやイノシシ肉のさらみ-豚肉の味噌漬け
画像左から、「豚肉の味噌漬け」「鹿肉のロースト」「いのしし肉のサラミ」。秩父のお酒と食べ物は、気候や水が同じだからこそ、ピッタリの組み合わせです。秩父の地酒と地元産の料理。その組み合わせの美味しさを、ぜひ旅の楽しみとして味わってみてください。

秩父の料理とお酒は、同じ水や空気、環境にあるからこそ相性も最高です。例えば、小鹿野町を代表する「『しゃくし菜漬け』と『秩父やまなみチーズ』を混ぜ合わせた料理」は、「源作印の白ワイン」や「甲州シュールリー」がピッタリ。また、「いのししのサラミ」と「源作印の赤ワイン」も美味です。「鹿肉のロースト」と「蜂蜜酒 秩父百花」、「豚肉の味噌漬け」と「蜂蜜酒 秩父月花」も、ぜひお召し上がりいただきたい組み合わせです。

須崎旅館では、地元食材を使った料理をご提供しておりますが、そうした料理と相性の良いお酒を「利き酒」としてサービスでお楽しみいただけます。「利き酒」は日本酒とワイン(赤白)、蜂蜜酒の三種類をご用意。この中から一種類を、チェックイン時にお選びいただいています(お酒が苦手な方にはジュースやお茶をご用意)。

須崎旅館の宿泊プランの中には、「お肉好きの方向けのプラン」もございます。お酒好きな方にもオススメ。ぜひお近くにお越しの際は、当館をご予約くださいませ。